CJKコンピューティング
――日本語Windows環境でハングルを利用する――
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【ハングルを表示する】

ここでは,ハングルを日本語ウィンドウズ上で「表示」するためのヒントを取り
扱います。ハングルで文章を「編集」する方は,次の章を参照してください。

1. WWWブラウザーでハングルWebページを表示する

1-1 準備:必要なファイルを入手する

 WWWブラウザーでハングルを表示するために必要な作業は,(1)ブラウザーを韓国の文字コードであるKSCに対応させること,(2)ハングル版ウィンドウズ用のフォントをインストールすること,この2点だけです。

 NetscapeのNavigatorは,バージョン2から英語版でもKSCに対応しているため,1の作業は必要なく,フォントを入手するだけでハングルのWebページを表示できるようになります。一方,マイクロソフトのInternet Explorer(日本語版)は,インストールしたままの状態ではKSCに対応しないため,1,2両方の手続きをしなければなりません。したがって,まずは作業の面倒なほう,つまり,Internet Explorer のほうから解説していきましょう。

(1) MS-IEの多言語サポート用のオプションを入手する

 Windows95版のInternet Exproler Ver.3(以下,MS-IE)の場合,Multilanguage Supportから「Korean - Internet Explorer 3.0 Multilanguage Support for Windows 95 & NT 4.0」をダウンロードします。ファイル名は「ie3lpkko.exe」,ファイルサイズは2266KBです。ファイルをどこにダウンロードしたかは,忘れずに書きとめておきましょう。

 なお,Windows3.1版については,もはや公式に多言語サポート用のオプションを入手することはできないようです。また,Internet Exproler Ver.4 用のファイルについては,ファイルも入手方法も異なります。

 このファイルは実行形式になっていて,エクスプローラなどからダブルクリックするだけでインストールが終わります。つまり,実行するだけで,ハングル・フォントが勝手にコピーされ,MS-IEが自動的に書きかわります。ここでウィンドウズを再起動すると,それだけでMS-IEはKSC対応になっているはずです。

 ところで,前述したように,Netscape Navigatorはハングル版ウィンドウズ用のフォントさえあれば,それだけでハングルWebページを表示できます。したがって,この時点ですでに,Netscape Navigator はハングルを読める状態になっています。

(2) その他のハングル・フォントを入手する

 Netscape Navigator を主にお使いの場合,フォントを入手するためだけに,MS-IEの多言語サポート用オプション「ie3lpkko.exe」をダウンロードするというのは無駄足かもしれません。ほかにもフォントの入手方法がありますので,報告しておきます。

  1. ハングル版ウィンドウズ95を購入する
  2. ハングル版ウィンドウズ95用のフォント集を購入する
  3. ウィンドウズNT 3.51 を購入する
  4. WINK95 バージョン2.0を購入する
の4通りです。

 1と2は当たり前ですね。ただ,韓国では国外に通販を行っている業者が少ないので,秋葉原などに出向かないと入手は難しいようです。

 次にウィンドウズNT3.51ですが,実は,日本語版のCD-ROMの中にもハングルと中国語のフォントが含まれているのです。CD-ROMの中を「korea」というディレクトリで検索してみると,“Batang.ttc”“Gulim.ttc”というフォント・ファイルが入っているはずです。(なお,最新のNTバージョン4では,これらのフォントは削除されていると聞いています。)

 これを,「コントロールパネル→フォント」にドラッグします。あるいは,同じくコントロールパネルから「フォント」を実行して,「ファイル→新しいフォントのインストール」とし,上述のファイルを指定します。これで,4書体ほどがインストールされます。

 最後のWINK95については後ほど詳しく説明しますが,ハングルを編集する必要のある方にとっては,これがもっともお勧めです。いま入手できるバージョン2.0では,KSCのハングル・フォント(16書体)も標準添付されます。

 なお,ほかにも,後述する高電社のKorean Writer Plusや,CJKソフトを利用する方法があります。しかし,上記の方法が可能となったいま,それらを使う意味はまったくありません。


1-2 設定:ブラウザーを調整する

(1) Internet Explorer の場合

 MS-IEのアップデートがうまくいったら,MS-IEのウィンドウ右下にあるアイコンを押したとき,「韓国語(KSC-5601)」というメニューが登場するようになります。

 もし,ちゃんとアップデートされたにもかかわらず,ハングルのWebサイトをひらいたとき,ハングルではなく漢字ばかりが表示されるかもしれません。そのときはあわてず,ウィンドウ右下のアイコンをクリックし,「韓国語(KSC-5601)」を選択すればきちんと表示されるはずです。

 これだけです。とっても簡単ですね。

(2) Netscape Navigator の場合

 前述したとおり,Netscape NavigatorはフォントさえあればハングルWebページを表示できます。基本的に,特別な設定は必要ありません。

 でも,もしハングルのWebサイトをひらいたとき,ハングルではなく漢字ばかりが表示されるようなら,次の作業を行います。

 メニューにある「Options」から「General Preferences...」をえらび,そこで「Fonts」のページを開く。「For the Encoding: 」のボックスをスクロールさせて「Korean」を指定し,「Propotional Font: 」の「Choose Font...」で「Glim」を,「fixed Font: 」の「Choose Font...」で「GlimChe」を選びます。

 これで,あらためてハングルWebページをひらいてみましょう。おそらく,ページによってはこれでもまだハングルが表示されないでしょう。そのときは,「Options」の「Document Encoding」から「Korean」を指定してください。これできちんとハングルが表示されるはずです。


1-3 注意

 どのインターネットサービスを利用するにしても,もっとも注意しなければならないことはdelegateを設定してはならないということです。delegateサーバーがJISコードをシフトJISコードに変換することによって,ハングルの文字コードが壊れてしまうためです。ただし,単純なキャッシュをおこなうproxyサーバーであれば,利用しても問題はありません。



2. WWWブラウザー以外でハングルファイルを表示する

 これには大きく分けて2つの方法があります。(1)日本語のソフトで,KSC用トゥルー・タイプフォントを使って読むか,(2)ハングルのフォントを内蔵しているソフトを使うか,です。

2-1 日本語のソフトでKSC用フォントを利用する

 KSC用のフォントは,「MS-IEの多言語サポート用のオプション」を実行すればインストールされますし,「その他のハングル・フォント」に紹介した方法で入手してもいいでしょう。

 フォントを変更することができるソフトであれば,日本語版であっても,KSC用ハングル・フォントを使ってハングルのファイルを表示することができる場合があります。

 たとえば,マイクロソフト社のMS-WORDではダメですが,Windows95に標準で付属している「ワードパッド」や,利用者の多い「秀丸エディタ」では大丈夫です。ワードパッドならフォントを「GlimChe」あたりに指定するだけでOKですし,秀丸なら「その他→設定→フォント」で同じように「GlimChe」などのKSCフォントを指定するだけです。

 これだけで,KSCで書かれたハングルの文書を表示することができます。


2-2 ハングルのフォントを内蔵しているソフトを利用する

 DOS版なら多くのフリー・ソフトがありますが,いまになってDOS版を使うこともないでしょう。ここでは,ビットマップ・フォント内蔵のモードゥン・グルを紹介します。

 モードゥン・グルはPC-VANの旧SIG-ARIRANGで紹介されたことがありますので,ご存じの方も多いでしょう。ARIRANGで紹介された当時のバージョンはバグが多く,しかも頻繁に強制終了する不安定なものでしたが,藤本一男さんがシェアウェア化された新バージョンを報告してくれています。(→東アジア語でインターネット

 シェア・ウェアといっても,一般7500W(約1000円)、学生5000W(約700円)ということですので,ほとんどタダのようなものですが。


2-3 CJKマルチリンガル・ソフトを利用する

 フリーソフト「ヨンピル」ほどではありませんが,日本語版のソフトにハングルを表示するうえで,もう一つの比較的廉価な方法は,CJKマルチリンガル・ソフト(以下,CJKソフト)をインストールすることです。CJKとは,Chinese(中国語),Japanese(日本語),Korean(韓国語)の略で,要するに漢字圏の言語ないし文字を意味します。CJKソフトの役割は,漢字圏の異なる言語を簡単な操作で切り替えたり,あるいは同一画面に同時に表示するということです。

 私が知るかぎり,ハングル表示を含むCJKソフトには3種類のシェアウェアがあります。

メーカー製品名価格試用期間
1. UnionWay Corp.UnionWay AsianSuite StdPack 97US$5960日間
2. Hongbo Data SystemsNJWINUS$4930日間
3. Super SoftwareMVIEWUS$5明記なし

 これらのソフトをインストールし,実行すれば,それだけで画面表示をハングル化することができます。ただし,画面に表示されている日本語は文字化けして読めなくなってしまいますが。なお,これらのうちハングルの入力もサポートしているのは,UnionWayだけです。

(1) UnionWayの解説

 AsianSuite 97(もとDouble-Byte Manager)は先発しただけあって,CJKソフトの中ではダントツのシェアを誇ります。日本語や中国語のみに対応したパッケージなど,いくつかのヴァリエーションがあります。(→価格リストおよび注文票

 このソフトの難点は,独自のトゥルータイプ・フォントをインストールしないかぎり(つまり,スタンダード版ではだめで,プロ版をインストールする必要がある),フォントのサイズによっては表示が非常に汚くなったり,文末が途切れてしまって見えなくなるなどの不具合があることです。まぁ,トゥルータイプ・フォントの単価は$25〜$35と廉価ですし,たいした負担ではありませんが。

 また,現在のバージョンでは,「ツール」(ソフト実行後,右から4番目のアイコン)の「System」という項目から,Map CJK Windows sys font to DBCS sys fonというチェックボックスをonにしなければハングルを表示することはできなくなっています。

 このソフトの利点は,ハングルを表示できるだけではなく,IMEが付属しているため編集することもできるという点です。つまり,これ一つで表示と編集の両方に対応できるわけです。WINK95やKoreanWriterを購入するほどハングルの編集を頻繁にするわけではないという方にとっては,下で紹介するフリーソフト「ヨンピル」とならんでお勧めです。

(2) NJWINの解説

 NJWINは,基本的な使用法などはUnionWayと同じです。UnionWayと違ってトゥルータイプフォントは使えませんが,なかなか美しいビットマップフォントを持っています。問題は,フォントの大きさによっては文字がかすれてしまって読めなくなる,ということです。UnionWayのダブルバイトマネージャでは,行末が消えたり,文字がギザギザになったりしますけれども,全体が読めなくなることはありません。この点で,どうしてもUnionWayに分がありますね。

(3) MVIEWの解説

 MVIEW ver.2は上記2つのソフトと若干使用法が違います。初期設定で,問題となるソフトウェアと,そのソフトで表示する文字コードを対応づけておくのです。たとえば,Netscape NavigatorならハングルKSC完成型,MS-IEなら日本語JISというふうに。そうすれば,そのソフトを起動したとき,自動的にハングルや日本語が表示されるようになっています。また,フォントは各国版のウィンドウズに付属するシステム・フォントと同じものを使用しますので,表示は非常に美しいようです。詳しくはRead.meを読みましょう。WindowsNT用のバージョンはこちらです。





【ハングルを編集する】

1. ハングルの文章を書く

1-1 WINK95を利用する

 長いあいだ,日本語Windows環境でハングルを編集する手段に決定版はありませんでした(だからこのページが誕生した)。しかし,1996年10月にようやく登場いたしました。CGS(株)WINK95です(標準価格\50,000;限定価格29,000;アカデミック\15,000)。もし日本語Windows環境でハングルを編集する必要があるなら,今のところ私が自信を持ってこのソフトをイチ押しいたします(→オンラインの通信販売のサイトもあります。こちら)。

 このソフトは,(1)ハングル入力のためのIME,(2)独自のハングル・フォント,(3)文字コードのコンバーターから構成されています。1のIMEは,日本語のIMEとして機能します。また2のフォントは,日本語のシフトJISコード領域にハングルの文字コードを配置しているため,日本語のソフトで,日本語のフォントとして使うことができます。つまり,フォントを変更できる日本語のソフトであれば,ほとんど例外なくハングルを編集できるようになるわけです。

 なお,ほぼ同種のソフトに後述する高電社のKorean Writer Plus がありますが,両者を比較したとき,WINK95の利点が2つあります。

  1. フォントが豊富である
  2. KS(euc-kr)コードを直接入力できる
 Korean Writerには,いまのところたった2つしかフォントがありません。多少とも凝った文章をつくろうとすると,すぐに壁にぶちあたってしまいます。それにたいして,WINK95には現時点で16書体のフォントが用意されています。(ちなみに,その16書体のフォントは,新旧のWINK95文字コード用,高電社のKorean Writer用,KSC用がそれぞれ用意されています)。

 しかし,私がWINK95を「ハングル編集の決定版」とまで言った理由は,KSCコードを直接入力できるということです。つまり,ハングル版WindowsのIMEを使うのと同じ入力ができるわけです。たとえば,入力フォームのある韓国のWebサイトでも,すぐにハングルが入力できます。

 Korean Writerでも,後述するようにソフトをEUCモードにすればKSCコードを入力できます。しかし,EUCモードにいちいち切り替えるのは面倒ですし,そもそも,EUCを使えないソフトのほうが圧倒的に多いのです。とくにワープロでは。その点,WINK95はメニューの選択だけで,どのソフトにも原則として対応できるのです。いまやかなりの日本語版ソフトがKSCフォントの表示に対応してきている以上,WINK95の優位性は今後もますます高まっていくことでしょう。


1-2 Korean Writer Plusを利用する

 高電社(株)KODENSHA@pcvan.or.jp)のKorean Writer Plusは「韓国語/朝鮮語入力システム&フォント」と銘打った市販のソフト(価格\39,800)です。

 この分野では先行しているだけあって,いまのバージョンは非常に高い完成度になっています。パッケージの内容は,(1)ハングル用のフォント2種類(明朝,ゴシック),(2)ハングル入力用のIME,(3)文字コードのコンバーターです。コリアンライターを使用すると,フォントを切り替えられるすべての日本語版ソフトで,ハングルを表示,編集することができるようになります。

 WINK95の項では,もはやKorean Writer Plusに存在意義はないかのような書き方をしましたが,一つだけ圧倒的優位に立っていることがあります。それは,Korean Writer Plus では漢字もきちんと入出力できるのです。(じつは,WINK95では漢字を処理できないのです。)ですから,ハングルと漢字交じりの文章を頻繁に書く必要のある方なら,WINK95の利点をあきらめて,Korean Writer Plusを購入すべきです。

 ところで,Korean Writer Plusの仕組みにはとても便利な用途があります。telnetや通信ソフトを使う場合に大きな威力を発揮するのです。具体的にいうと,通信ソフトの文字コードとしてEUCを選択し,フォントをコリアンライター付属のものに変更するだけで,KSCコードの通信が可能になるのです。つまり,ソフトがEUCコードさえサポートして入れば,日本語版の通信ソフトで日本語IMEを使うしくみでハングルの送受信ができるわけです。現時点では,日本語版のソフトの多くがまだKSCコードの入出力に完全には対応していませんので,これは圧倒的な利点なのです。詳しくは,後述します。

 ただし,WINK95はver.2になってKorean Writer Plus方式に完全対応しています。したがって,この利点もKorean Writer Plusに固有のものではありません。くり返しますが,Korean Writer Plusの利点は漢字対応の一点です。

 なお,このほかにも,CJKソフトの一つであるUnionWayのダブルバイト・マネージャを利用する方法もありますが,説明は後に回します。


1-3 アレア・ハングルを利用する

 アレア・ハングルとは,ハングル&コンピュータ社による,韓国でもっとも有名なワープロソフトです。その日本語対応版が出荷準備中(1997年3月3日予定)ですので,入手したら使用レポートを掲載します。

 現時点では,下記のような昨日がアナウンスされています。アナウンスどおりなら,日本語windows環境でハングルを編集する場合,WINK95を押しのけて最強ソフトの地位に躍り出ることになります。




1-4 フリーソフト「ヨンピル」を利用する

 文章をかく作業には一般に高い機能と信頼性が要求されます。ですから,ここまでに紹介したハングル編集用のソフトはすべて(あまり廉価とはいいがたい)市販品です。

 しかし,ハングルを入力するといっても,ハングルのWebページにある入力フォームでちょっとだけ文字を書くとか,ちょっとした個人的なメモを書き付けるとか,さほど機能や信頼性が重視されない使い方だってあります。

 そういう用途なら,わざわざ3万円も支払って市販のソフトを購入することもないでしょう。実は,ハングルを入力するという機能にかぎれば,非常に便利なフリーソフトがあります。紀の国ハングル研究会の今村隆介さんが制作した「ヨンピル」です。

 Visual Basic でつくられており,いくつかのファイル(mci.vbx など)を別途インストールしなければなりませんが,ローマ字入力をサポートしたり,Korean Writerの文字コードをサポートしたり,ハングル入力時にバックスペースを押すと字母分だけ戻るなど,非常に便利にしあがっています。(ちなみに,WINK95やKorean Writer Plusでは,入力時にバックスペースを押すと1文字分まるまる消えてしまいます。)





2. 通信ソフトやtelnetで韓国のBBSにアクセスする

 まず,基礎的なことをふまえておきましょう。日本語版の通信ソフトを使って韓国のBBSにアクセスし,ハングルを読むだけなら,なにも難しいことはありません。お使いのOSがWindows95であれば,KSCのフォントを指定しさえすれば,ほとんどの通信ソフトはハングルを表示するはずです。(秀ターム for Windows95 ver.3.12では動作を確認しています。)

 ですから,【ハングルを表示する】の手続きにしたがってハングル・フォントをインストールしている人なら,すでに通信ソフトやtelnetでハングルを表示することはできるのです。以下に解説するのは,ハングルを表示するとともに,ハングルを編集・入力するための方法です。

2-1 韓国のソフトを利用する

 韓国のパソコン通信などにアクセスする方法は大きく分けて3通りあります。(1)韓国で開発された通信ソフトを使う方法,(2)CJKマルチリンガル・ソフトを使う方法,(3)高電社のKorean Writer Plusないし,CGSのWINK95 ver.2を利用する方法です。

 しかし,1番目の方法はあまりお勧めできません。なぜなら,高機能で安定したウィンドウズ版の通信ソフトは市販のものしかなく,入手しにくいうえ,そもそもハングル版なのでメニューが文字化けして非常に使いにくいのです(後述のCJKマルチリンガル・ソフトと併用すればなんとかなりますが)。

 ということで,ハングル版の通信ソフトは,それぞれ通信ソフトとtelnetソフトを紹介するにとどめておきます。

通信ソフト:ハンネット96(デモ版,試用期限一ヶ月)
telnetソフト:Telnet InHangeul


2-2 Korean Writer Plus,WINK95 ver.2を利用する

 このソフト自体については,すでに上で説明してあります。ここでは,Korean Writer PlusおよびWINK95 ver.2を通信で使うときの手続きと仕組みについて解説します。

 手続きは非常に簡単です。

  1. 通信ソフトの文字コードとしてEUCを選択し
  2. 通信ソフトのフォントをKorean Writer Plus用(ないし互換)のものに変更する
これだけです。これだけで,KSCコードの通信が可能になるのです。この仕組みを説明するのはやっかいですが,簡単に言うと;
  1. 韓国のパソコンで用いられる「KSC」は,韓国のEUCコードである「EUC-KR」と同じものである
  2. 韓国のEUCと日本語のEUCコードは,じつはまったく同じ領域に割りふられている
  3. Korean Writer Plusの文字コードは,シフトJISのコード領域にKSC(=EUC-KR)の順番でならべられている
  4. したがって,シフトJISとEUCの変換ができる日本語版の通信ソフトなら,同じ原理でKSCとKorean Writer Plusの文字コードを変換できる
ということです。分かりました(^_^;)?

 まぁ,原理なんて分からなくてもかまいません。ようは,使えればいいのです。僕が別件で高電社の大阪支社に電話したとき,同社の営業の方だってこの原理(というか事実そのもの)をご存じありませんでしたし。

 大事なことは,Korean Writer Plusを使えば,まるで日本語版の通信ソフトで日本語の文字コードを使っているかのように,韓国のパソコン通信でKSCコードをやり取りできる,という事実なのです。

 Windowsが多言語対応していないため,日本語版のソフトでKSCコードをそのまま使うさいには文字化けなどの問題が起こります。その点,Korean Writer Plus の仕組みは,よくできていると思います。WINK95もver.2になってKorean Writer Plusの入出力を完全サポートしました。大したものです。しばらくはこわいものなしですね。


3. ハングルのメールを送る

この章はまだ準備中です。


Last Updated:
First Created: on 1995/12/23