在日コリアンについてのFAQ
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「在日朝鮮人」と「在日韓国人」は違うのですか。

植民地支配によって朝鮮半島は国も人も日本のものにされたわけですから,1910年から終戦までの36年間,朝鮮人はみんな日本国籍でした。しかし,日本の敗戦によって植民地支配から解放されると,多くの朝鮮人は「朝鮮籍」に戻ることを熱烈に望みました。当時の国際法からいって,正当に樹立された独立政府が認めるまでは植民地出身者の国籍はかわらない(つまり日本国籍のまま)ということを知って,反発する人が多かったようです。

日本としても,植民地の出身者が日本国籍のままだと,選挙権をつかって天皇制反対の政治運動をはじめるのではないかと恐れていました。そこで日本政府は,選挙法を改正して植民地出身者の選挙権をうばい,1947年には外国人登録令(天皇による最後の勅令です)を発令しました。これは,国際法を無視して,在日コリアンの国籍を一方的に,すべて「朝鮮」とみなすというものです。外国人登録証FAQ#11)が公布されたのもそのときです。

それから朝鮮半島に大韓民国が成立すると,韓国を支持する一部の人が「韓国籍」に変わりました。さらに,1965年に日韓基本条約が結ばれると,日本は韓国籍を優遇し,「朝鮮籍」を差別する政策を取りはじめましたので,半数以上の人が韓国籍に変更しました。

そういう経緯で朝鮮籍から韓国籍がわかれただけですから,いちがいに「在日朝鮮人」と「在日韓国人」が違うとはいえません。