族譜(慶州金氏)

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 族譜というのは,もともと両班(ヤンバン=豪族ないし貴族のこと)のあいだで普及したものですから,いわば家系の正統性の証のようなものでもあります。したがって,家柄を自慢したがる向きには(といっても多くの朝鮮人はそうだが)とても大切にされます。ブラックマーケットで高値で売買されたりしていますし,ニセの族譜をつくるような仕事もあったりします。そういう意味では,どこまで信頼できるか分からないものでもあります。ま,しかし貴重なものであることだけは確かでしょう。

 そんな貴重なものがなぜうちにあったのかと言いますと……話すと長いのでやめておきます。いまは韓国の親族のところにおいてあります。全部で3冊(+α)ありますが,これはそのうちの1冊目の表紙です。韓国に移す前に,すべてフォトCD化しておきました。古ぼけた紙質が年代を感じさせますね。

 このページの画像はクリックすると大きなサイズ(1536×1024)で表示されますが,ファイルのサイズも大きい(表紙以外は各250KB程度)ので気を付けてください。


内容:由来と凡例

 族譜というのはもともと中国の影響を受けてつくられたものですので,すべて漢文で書かれています。僕はあまりうまく読めませんが,一冊目のはじめは慶州金氏の由来について書かれてあります。写真では1〜3枚目ですね。

 3枚目の画像の後半から5枚目の前半までは凡例になっています。

 5枚目の後半から10枚目まではルーツのルーツとでも言ったらいいのか,慶州金氏の「本源」が細かく系譜を追って記されています。


内容:族譜

 原則として一世代で見開き一段ずつを使います。見開きで書ききれない場合は,となりのページにはみ出して書きます。ここではじめの2枚がそういうかたちになっていることがお分かりでしょうか。

 一段で一世代ということですから,行列字(トルリムチャ)を確認するうえでも便利になっています。慶州金氏のはじめの世代では,あまり行列字の規則が厳しくないということが分かりますね。

 各段に記されている内容は,出生年,没年,官職の経歴,墓所などです。

 先日,神戸のむくげの会の例会で金英達さんの発表をお聞きしたところ,朝鮮において姓は男系血統の証ですから,族譜によっては女性は「女」とだけ書かれて名前が記されていないこともあるらしいです。

 とりあえず,はじめから10枚を公開しましたが,この調子で延々と現代まで続いていきます。


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