フリー-ライダー [free rider]なんとなく仮面ライダーみたいでかっこいいですが、意味は「ただ乗りする卑怯者」です。公共財というのは、ひとたび提供されると誰でも利用できる財やサービスの総称です。道路や国防だけではありません。もっと身近な、たとえばグループワークなどの共同作業は公共財とみなすことができます。また、忘年会や運動会のような催しも公共財の一種と考えることができます。そして、労働組合や企業のような組織も公共財です。だから;〔ただ乗りの意〕他人が費用負担したものを、対価を払わずに利用するだけの人。料金徴収が困難でただ乗りを排除できないもの(たとえば、一般道路や国防など)が公共財となる。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
- 班別のグループワーク課題をやっているとき、作業をサボってまったく貢献しなかったくせに、班に与えられる得点だけはもらう人。
- 社員みんなでがんばって業績を上げてボーナスを増額してもらおうとしているとき、仕事はサボるくせにボーナス増額の恩恵だけは受ける人。
- みんなで旅行に行こうというとき、計画の立案にはいっさい参加しなかったのに、なにか不都合があると計画を考えてくれた人に責任を押し付ける人。
- 忘年会をやろうというとき幹事は引き受けないくせに文句だけいう人。
組合には公共的な性格があって、「組合員だけボーナスを上げてくれ」なんて交渉はできません。組合活動の成果は、組合に加入したがらない教職員も等しく享受できます。そうすると、非組合員は典型的なフリーライダーということになります。当然のごとく、組合員からいろいろと不満の声が上がってきます。コストを平等に負担しろ、と。
一般の企業のように、組織率が全体的に低いというなら、まだ組合員も諦めがつきます。ところが、教員の組織率はどの学科でも100%近いのに、ある学科だけ0%...などという偏りがあると、フリーライダーが可視化されて不満のはけ口がハッキリしてしまうわけです。

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