ひとり社会的ジレンマ

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 問題です。

 あなたは今月中に下記の2つの仕事をしなければなりません。しかし、どちらも締め切りが近いので、2つともきちんと満足のいく内容に仕上げられるかどうか分かりません。優先順位を決めて取り組まなければならないのですが、あなたならどちらを優先しますか。

《仕事1》
 文部科学省の補助金を申請する仕事。本来は学長がリーダーシップを発揮してやるべきことだとされていますが、あなたの提案から始まった大学改革に直接かかわる内容です。今このタイミングで、この補助金が認可されれば、単に大学の財政だけでなく、経営全体に計り知れないメリットが生じます。やや大げさに言えば、大学の命運が架かっています。逆に、この補助金が認可されなければ、あなたが中心的な役割を果たした大学改革の効果が半減します。ただし、そこまで重要な仕事であるという認識は学内には乏しく、しかも、認可されようとされまいと、あなた個人の業績にはなりませんし、一円たりとも手当は支払われません。

《仕事2》
 あなた本人の研究。データの使用権を確保する上でも、学会における一定の評価を維持するためにも、キャンセルするわけにはいかないきわめて重要な仕事です。現状では、仕事1の前提となった大学改革のために研究の時間がとれず、まともに分析が進んでいません。

 どちらの仕事も、他には肩代わりしてくれる人がいません。さて、どうしますか。

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このページは、mskimが2007年6月 3日 11:07に書いたブログ記事です。

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