ツアランスとアナキー

| コメント(0) | TB(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

 昨日の記事は完全に間違っていました。一日乗ってみてハッキリしましたが、実際には、前輪と後輪の特性が違うので違和感を覚えていたのでした。かつて、前輪ツアランス+後輪アナキーにしたときには気づかなかったのですが、両タイヤの違いは思っていた以上に大きかったようです。

 このことは、タイヤを交換してもらって乗り出した瞬間にはもう薄々わかっていたことだったのですが

「せっかく新品のタイヤに換えたのに乗り心地が悪くなるはずがない」
そんなありがちな認知的不協和をおこしていたようです。クヤシイ。

 さて、メッツラー社のツアランスとミシュラン社のアナキーは、ともに優れたオン/オフ両用タイヤですので、もう何年も前から比較の対象として論じられてきました。ところが、タイヤの評価というのは主観的なものなので、なかなかみんなの意見は一致しません。

 大方の見解が確実に一致するのは、次の2点だけ。

  • ツアランスは硬めでアナキーはやわらかめ
  • やわらかいアナキーのほうが硬いツアランスよりもライフがやや短い
 それ以外の特性――ロードノイズの大きさ、乗り心地のよさ、横方向への滑りにくさ、加減速時の滑りにくさ、滑りだしたときにどれだけ粘るか、どれだけ倒しこみやすいか――については、議論が分かれてバラバラのままなのです。

 でも、最大公約数的にインプレッションを総合すると、だいたい次のような感じでしょうか。

  • アナキーはゴムが柔らかいので、路面にまったりと粘りつくような乗り味がウリ。柔らかいだけに振動を吸収して乗り心地もよく、滑りだしたときも粘りが強い。
  • ツアランスはゴムが硬いので、ヘンに路面に追随したりせず、素直に操縦に従ってくれる乗り味がウリ。硬めなのでやや乗り心地は劣るが、その分だけ長持ちするし、クイックにバイクを倒しこみやすい。硬いからといって滑りやすいわけではなく、限界性能は十分に高い
 さて、そうするとですね、前輪にアナキー、後輪にツアランスを履いたときにどうなるか? 答えは、コーナリングのとき、前輪は路面に粘りついてまったりと倒れてくるのに対して、後輪はさらっと倒れこんでくる、ということになります。

 分かりやすくいうと、後輪だけ横滑りするような乗り味になってしまうのです。ちょうど後輪のエアが不足しているような状態です。乗りにくいこと、この上ない(泣)。

認知的不協和の理論―社会心理学序説

前のエントリー3件

次のエントリー3件

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://han.org/blog/mt-tb.cgi/256

コメントする

このブログ記事について

このページは、mskimが2008年4月10日 08:45に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「タイヤ交換」です。

次のブログ記事は「新入生一泊研修」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。