このブログは主として学生向けにひっそり運営してきたつもりでしたが、ツイッターのプロフィールに書いたとたんにオープンになってしまいました。仕方がないというわけではありませんが、それならそれで、今後は幅広い読者を念頭に書いていくことにいたしましょう。
さて、オープンになったとすれば、一度は断っておかなければならないことがあります。
このブログはハンワールドというサイトに設置されているわけですが、1996年から2003年初頭までは HANBoard という電子掲示板が代表的なコンテンツでした。掲示板を閉鎖する際、ぼくは、なぜ閉鎖するにいたったのかについて理由は別途詳述する、と述べました(#2425、#2454、等)。が、その約束は果たされずに今日に至っています。
というのも、HANBoardを閉鎖した当初は、ブログの形式で主張を整理していく予定でした。ところが、いざ原稿を書こうとして過去ログを参照したところ、当時の掲示板を開始した直後の投稿(#67)に、執筆しようとしていた内容の多くをすでに書いていた、と気づいてしまったからです。#67から#2425までの1年半余りは、完全に無駄だったということになるわけですから、愕然としましたね。
ともあれ、これ以上なにを書いたところで、もはや嫌韓ネトウヨが構築するフィクションは押しとどめようもなくインターネットに蔓延している。そう、はっきりと再認識したのですね。上述の約束を放棄したのは、そういった理由からです。
HANBoardは、実際のところ、在日コリアンのためというより日本人のために開設されていたものです(例えば#2457参照)。その意義が理解されるような、何かまったく新しい状況が日本のインターネットに到来しないかぎり、同種の活動は無期限で延期することにいたしました。
だから、このブログは、在日コリアンのためだとか、日本社会のためだとか、そういう公共性を直接の目的とはしておりません。それはぼくの手に余ることがわかったし、また、それが生かされるような状況でもない。
そうではなく、金明秀の個人的なメモとして、書きたいことを書き留めていく。そういう場として、活用していきたいと思います。

>ともあれ、これ以上なにを書いたところで、もはや嫌韓ネトウヨが構築するフィクションは押しとどめようもなくインターネットに蔓延している。
悲しいことですね。
ブルーインさんの自由な発想を展開して下さい!
お、樹里さんいらっしゃいませ。
そうですねー。当時と今とでは、インターネットの環境自体がまったく違うんですよね。
当時は、日本語でコリアンとの関係について投稿できるサイトってここしかありませんでしたから、「おれがやらなきゃ」という気負いがありました。
で、気負っていたころは、意思疎通がうまくいかないことが、たしかに悲しかった気がします。
でも、今は別に悲しくはないんですよね。
インターネットはユーザーが増えたことにより、個々のサイトの発信力が相対的に低下しました。ぼくがやらなくても、ハンワールドのようなサイトはたくさん出てきましたし、ブログやツイッターで支持を得ている筆力のある人もいます。
one of them の位置に立って、一歩身を引いて観察してみれば、むしろいろんな人がいて当たり前であることが見えてきます。
異文化集団に警戒心を抱くのはある意味で自然だし、外国人に偏見を持つ人がいることも理解できる。人間ってそういうもんなんだとわかっています。
もちろん、腹は立つし、そういうのを愚かだとも思うんだけど、悲しくはないんですよね。
ま、ぼくもオトナになったんでしょうw