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▼ソンスさん:
>▼西中島南方さん:
>初めまして、ソンスと申します。私も在日3世です。
>「荒らし」についてですね。少し前置きが長くなりますが私の雑感を述べます。
>(このページも近々閉鎖という事なので取り急ぎですが)
>
>ワールドカップと拉致事件という2つの出来事をきっかけに明らかに朝鮮半島、
>または在日に対する日本国内の世論は変わったと感じています。
>「ネット上ではどんな感じかな?」と思い、久々にこの掲示板なども覗いて
>みましたが、案の定このような有様でした。
>
>ワールドカップの時はひたすらに「嫉妬」だったと思います。近年、日本人が
>韓国人に対して妬みや嫉妬を感じた事はこれが初めてだったのでは無いでしょうか。
>私はあの時期の韓国バッシングは実に素直で、かつ「正常な日韓関係の構築」に
>とって、むしろ有意義なものだったと思っています。
>
>ところが拉致事件後の日本のマスコミや世論、あるいはネットでの動向は
>その時とは少し違うようです。(最近はかなり沈静化したようですが)
>
>勿論、以前から「植民地支配してやった事を感謝しろ」等々の意見はありましたし、
>「反日の在日は出ていけ」といった言葉も、ネット上でなくても言われてきた事
>ではあります。
>
>日本人のこういった感情の源を私は正確には理解できないのですが、多分に
>韓国、中国からの「謝罪しろ」「反省しろ」といった圧力に対する反発では
>なかったかと思っています。
>(その殆どは、国会議員などの失言に関するものでしたが)
>
>靖国神社に今でも軍服を着て参拝し、「日本国は何も悪い事をしていない」と
>初めから信じ切っている層も確かにいますが、他の大抵の嫌韓、嫌中国の方々は
>戦前、戦中そして戦後に「日本という国家」が行ってきた事の全体を知らされない
>状態で、韓国や中国からの批判を目の当たりにし、それらに反発、もしくは精神的
>バランスを取る為に「日本は良いこともした」という論に乗っかってしまうのでは
>ないか、と考えていたわけです。
>
>戦争で苦労し、亡くなったと思っていた祖父や親族が「実は残虐な行為や略奪をして
>いた」と声高に言われたのでは、耳をふさぎたくなるのも無理からぬ事だと思うから
>です。
>「英霊」として称えてくれる団体や論があれば、そちらを信じたくもなるでしょう。
>
>ただ、最近のネット上で西中島南方さんが「荒らし」と評した方々の文章をみると、
>そうした歴史的、精神的な背景を踏まえずに、どこかのHPで見たものを面白半分に
>流布しているものが増えてきたように思います。
>
>「北朝鮮が拉致をした」ということが、「だから在日を非難しても良い」という事に
>結びついているようで、在日の置かれてきた立場や本国との繋がりなどはどうでもよ
>く、あたかも「差別してもいい対象」として非難や「からかい」を繰り返しているのだと
>思われます。
>
>そういう人に対して、「在日にはこういう背景があります」とか「日本人との関係は
>こういう風になると良いと思います」などと話し合う事は難しいでしょうね。
>また、例えそういう作業を経たとしても、差別意識や過剰な罪の意識を薄めることは
>掲示板という形態と最近の雰囲気の中ではかなり困難だと思います。
>
>管理を強化して、掲示版を存続するのも1つの案ではありますが管理人さんが閉鎖を
>判断された以上、残念ではありますが我々参加者は従う他ありません。
>
>いつも思うことですが、宗教や政治、イデオロギーなどの団体や運動にのめり込み、
>利用される人というのは、本来、正直で善良な、真面目な人が多いように感じます。
>「日本人のプライド」とか「日本本来の姿」とか、そういうものの為に熱心に投稿を
>繰り返す人も私はこの種のタイプだろうと思っています。
>
>こういう人もしばしば「荒らし」と言われてしまいますが、もしかすると掲示板等
>の議論を経る事で、在日と日本人との「健全な」コミュニケーションが構築可能だった
>のかも知れません。
>「時間が無い」という言い訳で、このような「可能性のある人」との議論を怠って
>きた私にも問題はあったと思います。
ソンス氏の、不思議な考えに興味を持ちました。
ソンス氏の、主張される、日本人が「(ワールドカップの時は)韓国人に対して妬みや嫉妬を感じた事」というのはどのようなことなのでしょうか?
私自身は、ワールドカップに関しては、何も妬みや嫉妬は感じていませんので、日本人が何故妬みや嫉妬は感じる必要があるのか理解出来ません。日本は、「ベスト16」という「実力以上の成績」を残し、(極々僅かなホスト国故の判定の優位性も多少あったことは承知の上で、)納得しています。ホスト国故の判定の優位性が、行き過ぎると、世界のサッカーファンからバッシングを受けるわけで、行き過ぎた国に対しては、反省とある種の哀れさを感じますが。
おそらく、あなたは、あの時の韓国バッシングの意味を理解されていないと思います。
それと、「戦前、戦中そして戦後に「日本という国家」が行ってきた事」に関しては、日本人は歴史教育とは別に知る必要があると私は考えています。私自身、何も知らずに、「日本という国家」は悪いことを行ってきたという認識でしたし、事実はどうだったのか?を考えずに生きてきたことは恥ずかしいことだと思っています。NET環境や、小林よしのり氏の本で、こういう見方もあると認識した次第です。盲目的に信じることは止めます、ハイ。
例えば、この板の「在日コリアンについてのFAQ」等が典型的な例ですね。様々な本を読んで、自分で検証して、本当の答えを探す必要があると思っています。
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