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【9】北方四島問題、どう思います? 加藤 01/7/10(火) 23:34

  【78】ソ連対日参戦は「連合国の義務」。 米津 篤八 01/8/21(火) 7:25
 ┗ 【103】当事国の賛意を得てない参戦は義務とは言えないでしょう 加藤 01/8/26(日) 2:59

【78】ソ連対日参戦は「連合国の義務」。
 米津 篤八 E-MAIL  - 01/8/21(火) 7:25 -

引用なし
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   ▼加藤さん:
> 別記事にも書きましたが、ポツダム会談中から英米はソ連参戦をもはや歓迎
>していなかったと思います。

ここではポツダム会談の時点でソ連参戦がどう取り扱われていたかを中心に反論します。

加藤さんはいまだに、ソ連の対日参戦はいわゆる「火事場泥棒」であり、ソ連は日本に対して一方的な加害者である、という図式に固執しているように思われます。

まあ、「第三の琉球処分」とも言われる“核”密約付きの沖縄「返還」=沖縄の永久基地化を、アメリカの「誠意」とまでおっしゃる加藤さんのことですから、千島のソ連引き渡しにおいて米ソが「共犯」だったと認めたくない気持ちもわかるような気がしますが、ソ連参戦が連合国の対日作戦の一部だったという歴史的事実を無視してはなりません。加藤さんご自身も「米ソの作戦行動範囲は、ポツダム会談で合意済み」とおっしゃっているではありませんか? 

原爆を手にしたトルーマン政権がヤルタ会談の見直し(ソ連の対日影響力の縮小)を図ろうとしていたことは確かでしょう。しかし、ポツダム会談の場においてもなお、米英の首脳・軍当局は、ソ連の参戦・「満州」への進撃が日本の早期降伏に決定的影響をもたらすことを認識し、それを希望していたことは事実なのです。例えばトルーマンはその回顧録でポツダム会談の目的についてこう書いています。

  ポツダムに私が行った理由は、多くある。しかしもっとも重要な理由は、ソ連から
 自ら対日参戦の確約を得ること、すなわち米軍首脳が狙っていたことである。
 (『トルーマン回顧録1』トルーマン著、76年、恒文社、 292頁)

  中国に大兵を入れて日本軍を中国本土より追い払うよりも、私の希望は常に十分な
 ソ連兵力を満州(ママ)に入れ、日本軍を追い出すことにあった。それがこの際できる唯
 一の道である。(同226頁)

7月24日、トルーマンとチャーチルは「ソ連の対日参戦を奨励する。ソ連の軍事能力向上のため援助をおこなう」と明記された米英合同参謀本部の対日戦最終案を承認し、ソ連の伝えます。事実、アメリカは日本降伏までソ連に武器や鉄道関連設備を送り続け、1941年からの援助総額は110億ドルに達しました。

さらにトルーマンは、連合軍からの正式な対日参戦要請を求めるソ連側に対して、「1943年10月、モスクワ(終戦後の国連設置を決めた中ソ英米代表によるモスクワ宣言のこと)においてソ連が引き受け、また最近の国連憲章からしてソ連が参戦する義務のあることは明白」とも言っています。(『ポツダム会談』チャールズ・ミー、徳間書店、75年など)

つまりソ連の対日参戦は、終戦後に発足されることが合意されていた「国連」の一員としての義務とみなされていたのであり、ポツダムで確認された連合軍の対日共同作戦の一環でした。それゆえソ連の対日宣戦布告文には「連合国の義務」という表現が使われているわけです。

それでもなお、ソ連の千島領有は領土拡大を禁じたカイロ宣言に反するではないか、という見解もありましょう。私もソ連の千島領有には法的瑕疵があると考えていますし、南千島をアイヌの先住権を認めた自治区域とすべきだという主張をしています。

しかし、そもそも千島列島のソ連領有も、ヤルタ協定以前の43年秋に、ローズヴェルト自身が、戦後日本の脅威を少なくし、ソ連の安全保障上の必要に理解を示して、「実質的にソ連に引き渡されるべきである」と考えていたものだったのです。(五百旗頭『米国の日本占領政策・上』)

ですから、北方四島のソ連・ロシア領有が不当だというのなら、ソ連の対日参戦だけを問題にしても説得力はないのです。ソ連に参戦を強く求め、千島の引渡しを認めたアメリカ、ひいては連合国=国連のあり方も同時に問題にすべきでしょうね。ただしその前に、世界を敵に回して無謀かつ残虐な戦争をはじめた日本の責任を問われてしまうでしょうけど。

つまり、北方四島の問題を考えるにあたって、どうやって二度とそのような悲惨を起こさないような日本・世界を作るか、という発想が必要なのだと思います。
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【103】当事国の賛意を得てない参戦は義務とは言え...
 加藤  - 01/8/26(日) 2:59 -

引用なし
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   ▼米津 篤八さん:
>まあ、「第三の琉球処分」とも言われる“核”密約付きの沖縄「返還」=沖縄の永久基地化を、

 その密約には、具体的な証拠があるのですか ? それとも米津さん個人の思い込みでしょうか。

>アメリカの「誠意」とまでおっしゃる加藤さんのことですから、

 基地付きとは言え、返還されただけマシでしょう。米津さんは沖縄はアメリカ領に
なった方が良かったと思われてるのですか ?
 沖縄を返還したアメリカと、法的根拠のない占領を続け、住民を追い出し領土の返還
に応じないソ連。比較してアメリカに誠意を感じて当たり前だと思いますけど。

>千島のソ連引き渡しにおいて米ソが「共犯」だったと認めたくない気持ちもわかるような気がしますが、

 別に米ソの密約を否定なぞしていませんよ。ただ、密約はしょせん密約。
何の領土支配の根拠にはならないはずですが。アメリカもイギリスもヤルタ会談の
法的正統性なんて認めていませんよ。米津さんの評価は違うのですか ?

>原爆を手にしたトルーマン政権がヤルタ会談の見直し(ソ連の対日影響力の縮小)を図ろうと
>していたことは確かでしょう。しかし、ポツダム会談の場においてもなお、米英の首脳・軍当局は、
>ソ連の参戦・「満州」への進撃が日本の早期降伏に決定的影響をもたらすことを認識し、それを希望
>していたことは事実なのです。

 それならば、何故ポツダム宣言からソ連を外したのですか ?
また、ソ連参戦に当たっては、満州の当事者である「蒋介石政権との合意」を前提にして
いますし、米英も念を押しているはずですが ?
結局スターリンは合意を得ないまま「開戦」していますけど、当事国の賛意を得ない開戦
について、米津さんはどう思われます ?
 それともソ連が開戦したければ、中国の意志など、どーでもよいのでしょうか ?

>例えばトルーマンはその回顧録でポツダム会談の目的についてこう書いています。

 こんなことも回想録には書いてますけどね。
スターリンの連合国への参戦要請に対し
「ポツダムでソ連が確認したことは、国民党政府との間に話し合いを付けた上で
参戦するということであった。ましてやソ連に対日参戦の理由を供与するように、
米英が義務付けられる条件の如きは存在しないのである」と。

>つまりソ連の対日参戦は、終戦後に発足されることが合意されていた「国連」の一員としての
>義務とみなされていたのであり、

 米津さんは、やたらと国連や連合軍の一員としての義務、とおっしゃりますが、実際の
ソ連の行動はことごとく連合軍の意向・精神を無視しいます。

 ・ヨーロッパ戦線における領土拡大、および千島列島の要求は
   大西洋憲章、カイロ宣言の精神の否定
 ・占領したドイツ、東欧住民の強制労働 (何と 350 万人 !)
 ・8/9 蒋介石政権との合意のないままの参戦
 ・8/10 停戦要請の無視
 ・8/15 マッカーサー司令部の停戦命令無視
 ・作戦境界線を越え朝鮮半島への進撃、分断化
 ・関東軍兵士の強制連行 (ポツダム宣言違反)
 ・満州居住者の保護放棄 (停戦条件違反)
 ・満州、樺太、北朝鮮居住者の抑留
 ・北朝鮮、満州からの略奪
 ・サンフランシスコ講和条約の拒否

思い付くものをざっと挙げただけで、これだけありますね。連合軍の義務として参戦した
のなら連合軍の規則も精神も守って欲しいものですけど。そうしていれば、そもそも北方
領土問題も満州移民者の悲劇も、中国残留孤児の問題も、朝鮮半島の分断も起きなかった
のですから。

>私もソ連の千島領有には法的瑕疵があると考えていますし、南千島をアイヌの先住権を認めた
>自治区域とすべきだという主張をしています。

 何故南千島だけなのですか ? 北千島には先住権は及ばないのでしようか ?
(別に千島全体を日本に返せ、という意味ではありません。少数民族の先住権を主張する
のなら、南千島だけ、というのは中途半端な気がしただけです)

それに、以前記した様に、アイヌ民族は現在日本にしかいないのですから、アイヌ主体
の自治区という提案はロシアにとっては「日本に返せ」と同義にしか受け取られないと
思うのですが、どのような形でロシアに提案されるつもりでしょう ?

>しかし、そもそも千島列島のソ連領有も、ヤルタ協定以前の43年秋に、ローズヴェルト自身が、

 何度も繰り替えしますが、密約には法的拘束力も正統性もありません。

>ですから、北方四島のソ連・ロシア領有が不当だというのなら、ソ連の対日参戦だけを問題に
>しても説得力はないのです。ソ連に参戦を強く求め、千島の引渡しを認めたアメリカ、ひいて

 サンフランシスコ講和条約の時点で、アメリカを代表とする連合国は千島列島と南樺太の
帰属をソ連に認めることはやめてると思うのですが。それ故、ソ連は調印を拒否したのでは
ありませんか ?

>つまり、北方四島の問題を考えるにあたって、どうやって二度とそのような悲惨を起こさない
>ような日本・世界を作るか、という発想が必要なのだと思います。

 カイロ宣言および大西洋憲章は、ベルサイユ体制崩壊の反省から構築されたもので、
それ故、過大な賠償の設定や領土の譲渡を否定しているのですが、その精神について、
米津さんはどう評価されますか ?
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