AFP、フランス通信


記事番号:5404 (1998年12月24日 23時33分06秒)
投稿者:李在一 (属性:在日朝鮮人)
 メールアドレス:fwii2087@mb.infoweb.or.jp

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この記事は[CNN]へのコメントです。
この記事には[WFP、世界食糧計画特別報告書 (李在一)]というコメントが投稿されています。

内容

李在一です。

在日MLからの転載です。

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16 percent of North Korean children acutely malnourished: UN survey

北朝鮮の子どもたちの16パーセントがひどい栄養失調に─国連調査

ジュネーヴ、11月18日(AFP、フランス通信)

(原文はココ↓)
http://www.yahoo.com.sg/headlines/191198/news/911404860-1118170106.newsasia.html

北朝鮮の7歳以下の子どもたちのおよそ16パーセントがひどい栄養失調状態に
あり、それはカンボジア、ラオス、それに大抵のアフリカ諸国における状況より
深刻だと、世界食料計画(WFP)が水曜日、当地で語った。

WFPによれば、このような北朝鮮の重度の栄養失調率─身長にたいする体重の
比率でみた急性栄養失調─は、飢饉にあるこの国で行われた栄養状態についての
初めての無作為調査にもとづいて明らかにされた。

年齢別に体重でみた別の基準によれば、北朝鮮の子どもたちの約60パーセント
が多かれ少なかれ栄養失調状態にあることがこの調査からわかったと、WFPの
アジア・ヨーロッパ局長のジュディ・チェン・ホプキンスは述べている。

こうした統計数字にもかかわらず、いろいろな報告や状況説明などから判断して、
子どもたちの健康状態はそれでもここ1年くらいの間に改善されてきたほうだと
専門家らは語っている。

「われわれは多くの援助を行なった。それで、かなり良好な結果も得ている。わ
れわれは子どもたちの栄養状態におけるある程度の改善を確認している」と彼女
は言う。

WFPによれば、おそらくもっとも不吉なことは、調査した子どもたちの65パー
セントが年齢のわりには小さいことが判明した点だ。そうしたことは、ある程度
の期間をおいて表面化してくる慢性的な状況を示しており、「おそらくこの国で
栄養問題が何年にもわたって存続してきたことを示している」という。

WFP、ユニセフ、それにEU(ヨーロッパ連合)の調査団は、1998年10
月16日までの6週間の間、6ヶ月から7才までの子どもたち1800人の身長
と体重を調べた。

北朝鮮政府が全国212の地方行政区のうち130ほどの調査対象地区を事前に
指定したものの、調査団は無作為に調査対象家庭を選び、その家庭にいる子ども
たちを調べることができた。

今回調査では、北朝鮮の9つある全部の道の少なくとも幾つかの地方行政区は必
ず調査対象に含まれており、調査対象となった地域はこの国の2300万の人口
の70パーセントをカバーしているという。

都市部と農村地帯に散らばって調査し歩いた18チームの各々は、援助機関の外
国人リーダーに率いられ、子どもの栄養問題にたずさわる北朝鮮の機関のスタッ
フらが調査作業に従事した。

体重がかなり少ない重度の栄養失調は、女の子よりも男の子に多く、女の子11
パーセントにたいして男の子20パーセントと2倍に上ることがわかり、栄養学
者らを困惑させている。

また、重度の栄養失調は、首都ピョンヤンと他の2つの主要都市では11パーセ
ントと農村地帯より多少すくなめだった。

もっとも悪影響を受けているのは、12ヶ月から24ヶ月までのよちよち歩きを
はじめたばかりのような子どもたちである。「その時期は子どもたちが離乳する
時期であり、もっとも栄養失調になりやすい年齢だ」とチェン・ホプキンスは語
る。

そうした少ない年齢のときの栄養失調は、「成長を損ない、この国の将来に影響
を残しうる」と彼女は述べている。

北朝鮮の経済は1990年代初頭にソ連が崩壊して以来、一様に衰退してきた。
1995年のひどい洪水とその後の干ばつにより作物が全滅し、水供給、衛生設
備、保健サービスがズタズタになり、極度の食糧不足をもたらした。

大規模な飢饉は、海外からの莫大な食糧援助の受け入れによってのみ避けられて
きた。1999年10月までの1年間に105万トンの食糧が不足していると見
積もられている。

1年前に行われた国連の調査でも16パーセントがひどい栄養状態にあることが
判明していたが、その調査では子どもへの影響はそれほどでもなかった。しかし、
その時の調査対象の約4000名の子どもたちは北朝鮮政府によって選ばれたサ
ンプル集団だったため、結果を比べることはできないと、専門家らは述べている。

「われわれは調査結果を比べることはできない。調査方法がまったく異なるから
だ」とユニセフ調査団職員のキルシー・マディは語った。


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U.S. Congressman Tony Hall: Growing number of grave markers, orphans are
the biggest change in North Korea

墓石と孤児の数の増大が北朝鮮でのもっとも大きな変化だ─アメリカ下院議員ト
ニー・ホール氏

ワシントン、1998年11月17日

(原文はココ↓)
http://wwwnotes.reliefweb.int/files/rwdomino.nsf/480fa8736b88bbc3c12564f6004c8ad5/403ff31671f2c76b852566bf006eec9a?OpenDocument

飢饉にみまわれている北朝鮮では、墓でおおわれた丘陵と、子どもたちで満ち溢
れている孤児院というのが、昨年、自らが訪問したとき以来の目に見えるいちば
んの変化だと、アメリカ下院議員、トニー・P・ホール氏は述べている。民主党
オハイオ州選出議員のホール氏は、先週の5日間の北朝鮮訪問について、今日ニ
ュース・コンファランスで語った。

この閉ざされた国への4度目の訪問で、ホール氏は清津Chongjinと、オーランOrang
(最東北部の諸都市)と沙里院Sariwon(首都南方の町)を訪れ、それら両地域で
人々はひきつづき飢えとひどい栄養失調に陥っているのを見た。彼は3日間の間
に孤児院、学校、病院、それに「代用食品」工場を訪ね歩いたのち、北朝鮮高官
や支援団体職員と会合するためにピョンヤンへ戻った。

「合衆国や他の国々が支援した食糧が北朝鮮の子どもたちの命を救っているのは
明らかだ。しかし、食糧だけでは、なお飢餓やそれに起因する病気のために死ん
でいっている多くの人々を癒さないこともまた同様に明らかだ」とホール氏は言
う。

「人々が死ぬのを食い止めるには、保健の側面に新たな関心をすえる必要がある。
汚染された水が健康を害していることや医薬品がほとんどまったく欠乏している
ことに対処するに十分な保健の面での新たな関心だ。この点は、北朝鮮政府の現
在のアプローチでは見落とされている問題点であり、また民間や国連による保健
の面での取り組みはまったく資金不足だ」とホール氏は語る。はなはだ不安にさ
せることだが、オックスフォード貧窮者救済機関(Oxfam)の職員によるある報告
書によると、この国の飲料水の95パーセントは排出物で汚染されているという。

「ピョンヤンから外に出ない訪問者らが、人々の苦難な状況を隠そうとする北朝
鮮のプライドにもとづく努力によっていかにだまされているかを知るのは簡単だ。
実際に起こっていることを知るには、ただ上っ面をなでるだけでいい。つまり、
首都から出かけて行って、どこかの学校や孤児院や病院を訪ねるだけでいい。」

「私が訪ねた孤児院には収容人員の4倍もいた。どの部屋にも赤ん坊、幼児、そ
れに小学生で溢れていた。これらのたくさんの子どもたちにとって、北朝鮮政府
や国連によるいかなる救いも母親の死を取り返さないだろう。たとえ世界食糧計
画やユニセフがこの子たちに十分な量の食糧を与えたとしても、絶対にそうでき
ないだろう。」

「もう少し大きな子どもたちもまたこの飢饉の傷痕をおびている。沙里院のある
学校で私は普通より30センチほども背の低い10才の少年に会った。彼の同級
生たちもみな大きくない。ユニセフの専門家たちは、栄養失調で発育が阻害され
てないような子どもは非常に少ないと言っている。発育不全は身体の成長だけで
なく、また子どもたちの知能発達も損なっている。」

「大人たちもこの飢饉からまぬがれていない。私が訪ねた幾つかの病院は、20
代、30代、40代の人々でいっぱいだった。それらの病院は、私が訪れたあら
ゆる場所でもっとも辛い気分にさせる場所だった。」

「沙里院では、綿のかたまりが屋外の棚に干してあった。別の外科手術でもう一
回利用するためだろう。私は部屋の外から窓越しに手術を2件見たが、外科医の
仕事のためにランプが1つしか用いられてなかった。患者は2人とも局所麻酔以
外の処置は受けておらず、医師らは患者を縛りつけて、さらに助手たちに患者を
押さえつけさせねばならなかった。医師が使ういかなる電気器具もなく、看護婦
たちは患者がなお呼吸しているか定期的にチェックしていた。」

「清津では、気温はすでに氷点下に下がっているが、患者たちは薄い毛布でちぢ
こまっていた。彼らは不面目な気持ちを隠すかのように希望的観測を口にし、氷
点下になる夜には暖房が入れられるだろうと私に語った。私自身で調べてみても
(そして熟達した支援団体職員も確かめたが)、そのような暖房器具はどこにも
無かった。支援団体職員らが言うには、医薬品を収納してあったもっと小さな部
屋でも凍結からまぬがれず、残っていたなけなしの医薬品をだめにしてしまった
という。」

「北朝鮮の普通の人々の、自分たちの困難を乗り越えようとする努力は英雄的だ」
とホール氏は話す。「私は、葉っぱや小枝を麺に変えている"代用食品工場"を見
たが、そうした麺類が非常に多くの人々の食事の基本食品になりつつある。私は
人々が昼も夜もどんな時間にも働いているのを見た。キャベツの収穫をし、調理
炉の薪のために小枝を集め、すでにすっかり摘み取られたあとの畑で落ち穂を拾
っていた。そこらじゅうの丸裸になっている丘とそうした丘の山腹の4分の3く
らいの高さのところまで植えられた作物の列は、明らかに彼らの必至の努力の証
左だ。」

「私自身が連れていった通訳者を通して、そして、アメリカ政府の世話役がいな
いところで、私は何人かの人々と話をした。その誰もが、私が1996年に初め
て訪問したときに見せたようなためらいをほとんど見せず、自分たちの困難を乗
り越えようとする皆同様の決意を示しながら語った。私が会った大人たちの多く
は、栄養失調で黒ずんだ肌をしていた。ユニセフが援助している孤児院において
さえ、3人の子どものうち1人は、そうした皮膚とかその他の点で、ゆっくりと
した飢餓の兆候を示していた。」

ホール氏はまた、5才以下の子どもたちに関するユニセフの報告書についても論
じた。「呆然とさせることは、これらの子どもたちはわれわれが食糧を与えるこ
とができた人々だということだ」と彼は語る。「北朝鮮の飢饉は、人口のもっと
も幼い部分をアフリカの平均的な子ども以上に悪い状況に置いてしまった。」1
1月18日に公表された報告書は、人々の悪化しつつある状況を示し、あらゆる
子どもたちのうち16パーセントが栄養失調に陥っていることを明らかにしてい
る。その数字は、1才から2才の年齢では30パーセントに跳ね上がる。

「びどく寒い気候とあれこれの危険な病気によって衰弱している人々に、最低限
の量の食糧を供給するだけでは十分でない」とホール氏は言う。「人間は、1シー
ズンや2シーズンの期間は空腹がちでも時には持ちこたえられうる。しかし、何
年も、食糧や医薬品や暖房が極度に欠乏した水準では生き延びることはできない。
新しい数々の墓石は、ますます多くの人々が自分たちの生命を支える不確かな力
を失いつつあることの明白な証拠だ。さらに多くの数の人々がこれ以上持ちこた
えられないだろう。」


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