北朝鮮のためのWFPの新要請
記事番号:1023 (1999年04月12日 09時13分42秒)
投稿者:Yongil Son (属性:在日)
メールアドレス:axson@tcp-ip.or.jp
ホームページ:http://www.tcp-ip.or.jp/~axson
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この記事は[北朝鮮の人道情勢]へのコメントです。
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内容
この投稿は知人から受け取った記事メールを代理投稿しています
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この投稿は、朝鮮民主主義人民共和国における食糧難問題について、まった
く不十分な日本のマスコミ報道をおぎない、もっとも信頼できると思われる情
報を紹介することを目的としています。
そこで、さまざまな政治的評価を別にして、純粋に人道的な観点から私たち
にいったい何ができるかを考えてゆくうえで多少とも参考にしていただければ
さいわいです。
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同じ記者会見からの記事を3本紹介します。
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World Food Program In Fresh Appeal For N.Korea
世界食糧計画が北朝鮮のために新たな要請
http://dailynews.yahoo.com/headlines/wl/story.html?s=v/nm/19990402/wl/korea_hunger_1.html
ポール・エッカート、北京(ロイター)(04/02/99)
国連世界食糧計画は、北朝鮮が例年の不作期に直面するので、その飢饉にある共
産主義国家のために2億 8000万ドル相当の食糧援助の要請に乗り出すと、国連の
ある職員が金曜日に述べた。
「われわれは今、北朝鮮の人々にとって1年のうちもっとも困難な数ヶ月を迎え
ようとしている」と、国連人道調整官で北朝鮮におけるWFP代表でもあるデー
ビッド・モートン氏は語った。
5月、6月は住民に「精神的重圧」がかかる。なぜなら、政府配給制度での昨年の
収穫からの食料は 4月始めまでに底をつきそうであり、新たな植え付けはまだ進
行中のようだからと、彼は北京での記者会見で述べた。
「5月、6月に北朝鮮の人々は、自分たちのどんな対処の方法を講じてでも生き延
びなければならなくなっているだろう」と彼は語った。
同国の厳しい東海岸沿いの都市部は人口が多いのに農地が少なく、もっとも飢饉
にさらされやすいだろうと、モートン氏は述べた。
窮乏したスターリン主義国家での 5年目の食料難に入った北朝鮮の飢えた何百万
の人々は、野生の植物や製造された「代用食品」、つまり消化しにくい草やトウ
モロコシの茎から作られた麺やケーキに頼って行くだろうと、彼は語った。
代用食品は、「ほとんど栄養価が無く、実際には多くの消化の問題を引き起こし
うる。特に、老人や幼い子どもらに」と、モートン氏は述べた。
もっぱら子どもたちに焦点を合わせている、北朝鮮での援助プログラムのため、
WFPは7月からの1年間について2億 8000万ドル相当の58万4000トンの食料援助
を求めている、とモートン氏は語った。それは1995年以来、WFPによる 5回目
のそうした要請となろう。
WFPは、北朝鮮のために今年半ばまでもつくらいの穀物在庫を持っているが、
豆類や食用油、それに砂糖といった他の食料品が決定的に不足している。
モートン氏は、北朝鮮からの難民や亡命者らが申し立てているように、援助食糧
が共産党官僚や権力ある軍部に流れているという証拠をWFPは確認していない
と述べた。
北朝鮮の食糧危機は1995年のひどい洪水のあと始まり、それに続く数年、硬直し
た計画経済と1991年における同国の主要な後援者だったソビエト連邦の崩壊から
生じている欠乏がいっそうひどくなった。
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U.N.: North Korea Needs More Food
北朝鮮はさらに食糧が必要─国連
http://dailynews.yahoo.com/headlines/ap/international/story.html?s=v/ap/19990402/wl/nkorea_famine_1.html
マーティン・ファクラー、AP通信記者、北京(AP)(04/02/99)
4年 にわたって飢饉と闘っている北朝鮮は今月、食糧が底をつき、その住民たち
に夏の収穫までの2、3ヶ月間、自力でなんとか切り抜けなければならなくさせる
だろうと、国連のある援助職員は金曜日に語った。
春作物はそれらが収穫され次第、配給され食べ尽くされることになり、いっそう
の援助をぜひとも必要とすることになろうと、北朝鮮への国連世界食糧計画の代
表であるデービッド・モートン氏は述べた。
「5月、6月に北朝鮮の人々は、自分たちのどんな対処の方法を講じてでも生き延
びなければならなくなっているだろう」と、モートン氏は記者らに語った。
韓国の主要なスパイ機関による一諜報報告の中では、北は首都や他の都市部から
200 万人の人々を追い立て、地方で農民になるよう送り出しているというニュー
スがあった。
すでに 5ヵ年移転計画の一部として、何万人もの飢えた人々が首都のピョンヤン
を去りはじめたと、韓国国家情報院のリ・ジョンチャン部長は述べた。
「北朝鮮はその住民をしばしば再配置してきた。しかし、これはわれわれが確認
したもののうち、これまでで最大規模の計画だ」と、韓国の首都ソウルで非公開
で行われた国会聴聞会で語った。この移住は北の人口の 8パーセントに影響を与
えると彼は述べた。彼の所見は、そのスパイ機関からのニュース公表で伝えられ
た。
リ氏は、その計画は壊滅的な農業に労働者を追加することと共に、大都市部にお
ける社会不安の潜在要因を取り除くことを目的としているように見えると語った。
一方、モートン氏は、飢饉が終わる兆候は見られないと述べたが、それは秘密主
義でスターリン主義の北の政府が経済を復興する何らかの方法を見出すまでは、
である。
「人道援助は単に維持する活動だ」と彼は語った。「それは問題を解決すること
ではない。それは子どもたちを生かしていることだ。」
彼は、WFPは人々がすりつぶしたトウモロコシの軸やキャベツの茎や草から作
られた無味乾燥なケーキで生きているのを承知していると述べた。学校の中庭は
野菜を植えるために掘り返されており、教室は空っぽだ。なぜなら、子どもたち
は家に留まっていて、ある子どもたちはあまりにも弱っていて学校に来れないか
らだ。
モートン氏は、WFPの現在の救援供給は 6月で尽きるだろうと語り、そして彼
は、援助諸国にいっそうの資金を要請した。
1995年以来の干ばつと洪水と津波は、北朝鮮のぐらついていた経済と集団的農業
をまっ逆さまに落ち込ませた。ソビエト連邦の崩壊とバーター貿易の減少がすで
にその経済を弱め、同国から肥料やトラクター燃料のような致命的な原料を奪い
去っていた。
栄養失調は蔓延したままであり、子どもたちの世代全体の発育が妨げられている
可能性が残されたと、モートン氏は述べた。
「12歳が6歳くらいに見える」と彼は話した。
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North Korean famine worsened by lack of fertilisers, fuel
北朝鮮の飢饉は肥料、燃料の不足で悪化
http://wwwnotes.reliefweb.int/files/rwdomino.nsf/480fa8736b88bbc3c12564f6004c8ad5/c71b74675567242dc1256747004595ff?OpenDocument
クァン・チュイトウ、北京、4月2日(フランス通信)
北朝鮮は、昨年来の除草剤、肥料、燃料の欠乏が、同国のひとい食糧不足を悪化
させているので、この先数ヶ月、いっそうの欠乏に直面していると、国連のある
援助職員が金曜日に述べた。
「われわれは今、北朝鮮の人々にとって1年のうちもっとも困難な数ヶ月を迎え
ようとしている。つまり、5月、6月だ。なぜなら、昨年の収穫の配給は、4月 は
じめ以降はつづかないからだ」と、北朝鮮における国連世界食糧計画の代表のデー
ビッド・モートン氏は記者らに語った。
人々は、食べられる木の根や草のような野生の食べ物とか、あるいは、トウモロ
コシやひまわりの茎を混ぜてすりつぶした草から作られたビスケットに頼らなく
てはならなくなるだろうと、彼は述べた。
「私は、こうした食糧不足状態の原因は、除草剤や肥料といった投入物の欠乏に
あると思う。以前、それらを生産する工場が稼動していたときには、そういう物
を入手していたのだ。」
燃料の不足はまた、冬季に入る以前にトラクターで土地が耕され得ないことを意
味した。耕されていれば、冬季には土壌の中の細菌や病原菌を霜で殺すことがで
きたのだが。
昨年の収穫の後、稲田の10パーセント以下しか耕されていないと、国連世界食糧
計画は見積もっている。
このことは、昨年の収穫の量と質に影響し、莫大な作物の損失をもたらしたと、
モートン氏は語り、さらに、ソビエト連邦の崩壊がその共産主義国への是非とも
必要な燃料と食糧援助の供給を終わらせたと付け加えた。
「そして、こうした不足は、1995年以来の自然災害によっていっそう悪化させら
れた」とモートン氏は述べた。
数々の洪水や干ばつや津波が1995年から1997年まで起こり、そして、人々が木を
薪にしたり、食糧耕作の土地を広げるために木々を切り倒したような森林伐採が、
1998年にもかなりの洪水を引き起こした。
国連世界食糧計画は、今年後半、7月からの 12ヶ月間、北朝鮮の受益者を食べさ
せうる2億 8000万ドル相当の58万4000トンの食糧援助を調達するための緊急の運
動を準備していると、モートン氏は語った。
昨年、食糧援助の大半は、小麦のような穀物の形で合衆国、欧州連合、それにス
ウェーデンからもたらされた。
日本は過去には援助に貢献したが、北朝鮮が昨年 8月、日本を越えて太平洋へミ
サイルを発射したのち、日本は食糧を絶って他の制裁も課した。
また、ユニセフ、国連子ども基金は、医療と免疫供給に関する2000万ドル相当の
援助を求めているし、他方、世界保健機構は、農業援助のための 数100万ドルを
調達する必要があると、彼は語った。
世界食糧計画によって分配される食糧援助は、大部分、幼い子どもたち、妊娠し
ているか、授乳している母親たち、および、病院に入院している者たちを食べさ
せているのであり、そして、援助職員らが状況をモニターするために立ち入りが
認められている地域でのみ分配されていると、モートン氏は述べた。
こうした援助はたいてい穀物の形をとっているので、援助の受益者たちはなお栄
養不良であり、正常な成長や発達に必要な栄養物が不足している。
一連の自然災害と洪水が同国を襲った1995年以来、飢饉で 300万人が死んだとい
う主張をこの孤立したスターリン主義国家は否定した。
北朝鮮は、特に重工業の多い主として工業国なので、東部の都市部の住民はより
食糧不足に陥りやすかったらしい。
「これはジレンマだ。というのは、人道援助とは、援助側が支援を与えるのをい
とわないかぎり、それは維持する活動だ。しかし、それは問題を解決することで
はない。それは子どもたちの世代を生かしていることだ」と、モートン氏は語っ
た。
農業援助は北朝鮮の食糧情勢を改善するが、しかし、国全体を支えるのに十分な
食糧をもたらしそうにはない。
「長期的な解決は、軽工業とか鉱業生産において、勤勉で、教育水準が高く、低
賃金の労働力といったような彼らの比較優位を利用することができるような経済
的再生だ」と彼は述べた。
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