FAO/WFPの警告
記事番号:2376 (1999年07月20日 23時27分07秒)
投稿者:李修二 (属性:在日韓朝鮮人)
メールアドレス:s-lee@na.rim.or.jp
ホームページ:http://www.na.rim.or.jp/~s-lee/N_Korea_aid.htm
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この記事は[北朝鮮についてのFAO/WFP報告書(99年6月)2]へのコメントです。
内容
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この投稿は、朝鮮民主主義人民共和国における食糧難問題について、まった
く不十分な日本のマスコミ報道をおぎない、もっとも信頼できると思われる情
報を紹介することを目的としています。
そこで、さまざまな政治的評価を別にして、純粋に人道的な観点から私たち
にいったい何ができるかを考えてゆくうえで多少とも参考にしていただければ
さいわいです。
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先に投稿した6月29日付け、FAO/WFPによる北朝鮮調査団報告書の内容
の要点のみ簡潔に紹介している記事です。
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食糧農業機構(FAO)
1999年7月8日
FAO/WFP warn of worsening nutritional standards in North Korea
FAOおよびWFP、北朝鮮における栄養水準の悪化を警告
http://wwwnotes.reliefweb.int/files/rwdomino.nsf/480fa8736b88bbc3c12564f6004c8ad5/c0f1c135d3efab4bc12567a8004fae27?OpenDocument
ローマ
北朝鮮の人々は、引き続き発育不良につながる深刻な栄養不足に苦しんでいると、
国連の食糧農業機構と世界食糧計画は今日警告を発し、国際社会の一層の援助を
要請した。
両機関は、1995年以来、穀物が北朝鮮への食糧援助のほとんどを構成したと述べ
た。しかし、食糧不足が継続しているので、発育不良や慢性的栄養失調につなが
る長期継続の栄養不足に打ち勝つため、豆類や食用油のような他の食料が供給さ
れることが益々重要になりつつある。
豆類や食用油は、年齢の割りに低身長であることにつながるさまざまな欠乏と闘
うのに必要とされるアミノ酸や脂肪酸や微量栄養素を含んでいる。昨年、ユニセ
フ、WFP、それに欧州連合によって実施された北朝鮮における初めての無作為
栄養調査によると、調査対象の7歳以下の子どもたち1800人の62パーセントが発
育不良をわずらっていた。
「軽度の栄養失調からの回復でさえ数ヶ月かかるので慢性的な栄養不足だと長期
間かかりうるし、おそらく取り返せない結果をもたらすだろう」と、FAOとW
FPは6月の北朝鮮への作物・食糧供給査定調査団にもとづく報告書で述べてい
る。
「子ども時代や、ある程度は青年期でも栄養失調は取り返せない発育阻止につな
がり、それは、ひどい栄養失調になった人はある一定の住民の中で通常期待され
る身長には決して達しないだろうということを意味する」と同報告書は語る。
「それゆえ、こうした問題に対処するために国際食糧援助は、穀物に加えて食用
油やたんぱく質をより多くもたらすものを含むよう、さらに多様化されることが
必須となりつつある。」
木曜日に公表された同報告書では、1998-99商業年に北朝鮮では穀物380万トンが
得られ、30万トンが商業的に輸入されるものと見積もっている。すでに配送され
たか、輸送中の食糧援助は64万2,000トンに上るが、同国の480万トンの必要最低
穀物量を充たすにはなお、9万8,000トンが求められていると同報告書は述べる。
北朝鮮は、1995年以来、経済問題と自然災害によって引き起こされたひどい食糧
不足と闘うために、主に小麦やトウモロコシのような穀物で国際食糧援助を受け
取ってきた。
「国内での食糧生産に向けられた非常に高い水準の強調と配慮にもかかわらず、
農地と十分な肥料やエネルギーの不足で農業生産力は依然きわめて押さえ込まれ
たままであり、今年の食糧産出高は、楽観的な天候シナリオのもとでさえなお必
要量をかなり下回ったままだろう」と、FAOおよびWFPの報告書は語る。
「調査団は、工業地帯で限られた農業しかない同国北東部地域の住民の栄養状態
に重大な懸念を表明するものである」と同報告書は記し、WFPはすでに同国の
その部分へ食糧援助の目標を定めることにより、そうした懸念に対応していると
付け加えた。
国際社会に支援されたジャガイモ耕作推進の政府キャンペーンは、これまでの年
の4万ヘクタールに比べて今年、17万ヘクタールのジャガイモ耕作につながった
と同報告書は述べる。平均収穫率はヘクタール当たり約 10トンである。これは、
種芋分と損失分を除いて、穀物換算で38万3,000トン分を供給する。
同報告書は、「差し迫った必要を充たす進行中の緊急食糧援助に加えて、長期的
な食糧安全保障を確保する農業の復興と再生への国際的支援が行われることが必
須である」と続けて述べている。
フランシス・ムワンザ、WFP/ローマ
ジョン・リドル、FAO/ローマ
ピーター・スマードン、WFP/北京
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