Re5: 地方参政権は日本国籍への一里塚?
記事番号:2550 (19100年06月28日 13時05分29秒)
投稿者:ケグリ (属性:在日二世)
メールアドレス:jupark@attglobal.net
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この記事は[Re4: 「帰化」ではなく「国籍取得+民族教育」]へのコメントです。
内容
ケグリです。
金明秀氏に、もう一度、反論いたします。
>次に、帰化した同胞が組織活動に参加しているじゃないかという点ですが、残念ながら、
>これまでのところ、それはきわめて例外的な存在にすぎません。全体的な傾向としては、
>帰化を望むかどうかは同胞社会への愛着の喪失の度合いと強い相関関係にあります。ま
>た、国民としての権利を確保するための積極的・戦略的な帰化論を支持する人ほど、民
>族性を失っている傾向がハッキリとみえます。
これは、現状の帰化制度における帰化者のことを指しておられるのだと思います。
民団を中心とする運動によって、勝ち取った、権利としての日本国籍、ということ
になれば、話は別だと思います。それまでの帰化者のような後ろめたさもないわけ
ですから、堂々と、民団に、出入りし、活動に、参加するのではないでしょうか?
民団の株も、大いに上がり、同胞の民団に対する見方も、変わるのではないでしょ
うか。
>第一に、日本国籍を取得した在日とその子孫に対する民族教育を、日本政府にサポー
>トしてもらうこと。ケグリさんは本当にそれが可能だと考えておられるんですか?
>アイヌについてさえ、それが行われていないのに? 民族学校は差別され、民族学級
>さえ満足に整備されていないこれまでの歴史をみてもなお、それを期待されるんです
>か?
韓朝鮮系日本人の権益擁護団体へと脱皮した民団が、組織を挙げて、取り組めば、可能
ではないでしょうか? 戦後すぐに、設立された旧来型の民族学級を除けば、民族学級
が、形成されてきたのは、大阪の同和推進校と呼ばれる、校区に被差別部落を持つ学校
においてです。これは、部落解放同盟の協力なしには、為し得なかったことです。その
時、運動に携わった、同胞父兄達の間で、よく交わされた会話が、「我々に、選挙権さ
え、あれば、彼らに、頼らなくてもいいのになあ。」でした。旧来型の民族学級の存続
運動の時も、教組の先生方のご努力で、教組出身の府議会議員に、骨折りをしていただ
いたこともありました。私達は、間接的にしか、政治に、関われない、悲哀を感じたも
のです。特に、80年代の制度的差別撤廃運動は、このような日本の民主勢力の好意に、
支えられた部分が、大きかったのは、事実です。一票にもならない我々の為に、動いて
下さった(今もご努力いただいている)、旧社会党を始めとする議員の諸先生方には、
今でも、頭の下がる思いです。
>第二の条件は、帰化をした在日が政治的・経済的な勢力を形成するさいの受け皿とな
>る組織やネットワークが存在することです。しかし、これまでの帰化者とその血族、
>および日本人配偶者との子どもの数は、すでに韓国・朝鮮籍者よりも多くなっている
>にもかかわらず、そのような受け皿を作り出そうとする勢力はほとんどありませんね。
>「民族名をとりもどす会」が最大の勢力でしょうけど、会員数はたぶん数百というオ
>ーダーでしょう。そして、近い将来に民団や総聯が積極的な日本国籍取得運動に乗り
>出すとはとても考えられません。
近年、民団は、団員資格に、「国籍条項」を撤廃したと聞いているのですが。それにも、
かかわらず、帰化者の参加がないということは、民団自身の体質に、問題があると思い
ます。民団自身が、大変身を遂げ、広範な在日同胞を結集していかなければ、ならない
と思います。現実は、厳しいでしょうが、私は、世代交代が、完了する近い将来に、そ
の可能性を感じています。
私は、単独か、小グループで、この問題を提起し、一点突破を計ろうかと、無理は承知で、
思っていましたが、貴兄の示唆を受けて、やはり、民団を中心に、運動を展開しなくては、
だめだと、考えるようになりました。そうすると、運動論としては、段階論として、まず、
地方参政権かなあと、気持ちが、揺れてきました。(笑)
そう言えば、私の先輩の運動家も、「地方参政権は、日本国籍への一里塚」と、論じら
れていましたしねえ。
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