国民主権と国籍について
記事番号:2595 (19100年06月29日 22時41分37秒)
投稿者:天降紅衣将軍 (属性:在日三世)
メールアドレス:kakuka@fhe.freeserve.ne.jp
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内容
はじめまして、こんばんは。天降紅衣将軍です。
さて、下の方の外国人参政権論争を読んでいて思ったのですが、どうも多くの人々が
国民主権概念を正確に把握していないことから議論の錯綜を招いているという感じを受
けます。
国民主権の概念とは「国家の最終意思決定権は国民にあるし、国家権力の究極的な正
当化根拠は国民にある」というものです。この様な原理を日本国憲法が採用した趣旨は、
治められる者(被治者=一般国民)によって国が治められれば、自ら望んで自分たちの
人権を侵害しようと思わない限りは不当な人権侵害が起こらないだろう、という点にあ
ります(これを「治者と被治者の自同性」といいます)。
この憲法学界で通説的な国民主権の捉え方に立てば、永続的に日本で暮らし、被治者
となっている在日外国人が治者となる権利を手に入れること(すなわち選挙権・被選挙
権を手に入れること)を十分肯定できるのではないでしょうか。
「国民主権だから外国人に参政権は認められない」という巷でまかり通っている論法
は少し乱暴すぎるのではないかと思います。
次に、国籍概念についても愚見を述べたいと思います。
日本国憲法は、国民の要件を法律で定めるものとしています(10条)。すなわち、
国民の多数意見によってどの様な者を国民とするかを決定するとしているわけです。
これはある意味恐ろしいことです。この論理を徹底すると国家の方針(=国民の多数意
見)に沿わない者の国籍を「非国民」として剥奪することさえできてしまうからです。
「国籍を取得しない者は国家のために働く意思がないということだから、外国人を国
政に参加させるなんてとんでもない!」と言う意見がいかに恐ろしいかは、この一事を
持って推し量ることができるでしょう。日本国憲法が何故人に憲法に反する思想・表現
の自由まで保障しているのか、その趣旨を考えてみるべきです。
私が言いたいことは、現行の「国籍」は、従来から日本国領内に住んでいた者の内の
多数意見者が作ったルールに過ぎないと言うことなのです。国籍は絶対普遍の原理でも
無ければ、人類の長年の英知の積み重ねでも無いのです。手厳しく言えば、既存の利益
集団(=従来から日本に在住していた国民の多数派)が、自己に都合のいいように作っ
た不公平なルールなのです。
このように作られた不公平な要件に当てはめて「お前は要件に当てはまらないから、
国民じゃない。だから国政にも参加できない」という論法はアンフェアだと思いません
か?
ながながと書いてしまってすいませんでした。最後まで読んで頂いた方ありがとうご
ざいます。
もし、この投稿を読んでいただけたのなら、「国民主権」とか「国籍」とか、今まで
当たり前の前提として考えていた概念を取っ払った上で、もう一度外国人の参政権問題
について考えてみてください。その上で議論を積み重なれば、さらなる議論の発展が期
待できると思いますよ。
P.S. 天降紅衣将軍って誰のことを指すか知ってます?朝鮮史の認識度をチェック
したいものですから。
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