アイデンティティーの確保
記事番号:2632 (19100年06月30日 22時10分48秒)
投稿者:jik (属性:在日三世)
メールアドレス:jik-su@nyc.odn.ne.jp
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この記事は[税金云々について]へのコメントです。
内容
はじめまして、jikと申します。
ぼくは、在日韓国人三世ですので、その立場から発言させていただきます。
>私が本当に聞きたいことは、
>国籍を保持することが、すなわち、みずからの民族性を、アイデンティ
>ティーを確立するために必要不可欠な事なのか?ということ。
この問題はこれまでのぼくの経験から、日本人の方に非常に伝わりにくい部
分だと感じています。
結論から言えば必要不可欠と言う訳ではなく、それはある種のノスタルジー
に関わる問題だと思います。ロジックの部分では、国籍保持は特に重要な事
ではないでしょう。しかし、あらゆる部分で日本に同化していることを自認
するぼくでさえ、帰化には積極的ではありません。(もちろん、帰化する人
を否定する気はいっさいありません。)長く、在日として生きていれば、
それ自体が自分のアイデンティティーとして確立されます。ぼくのように、
日本でうまれ育った在日の人たちの中には、ある時点で所属の喪失感を強く
感じる人がいます。(多くの方がそうではないか?と思うのですが。どなた
か御意見いただけると幸いです。)ぼくの場合は「人工的問題が国籍のみ」
であるなら、あえて今帰化を選ぶ気にはなれません。
>現実的な視点に立ちかえると、帰化者は年々1万人ペースで増えています。
>この流れはもう避けられないでしょう。
>この流れの中で、地方参政権問題が、どう位置づけられるのか?も、
>在日の生の声として、聞いてみたいのです。
ぼくは、daiさんの意見を非常にロジカルで理性的なものであると感じます。
ぼく自身、自分に子供がうまれて、彼が日本で生きていくならば、日本国籍
を選択させると思います。彼は在日の親を持つ日本人ですが、彼の子供は日
本人の親を持つ日本人であり、世代を経る毎に在日の意識は薄らいでいくで
しょう。ぼくはといえば、二重国籍が得られればベストだと思います。参政
権の問題は、そこへ至る過程と捉えるのが妥当ではないでしょうか?地方参
政権は実現可能に見える、身近な目標なのでしょう。
参政権は、歴史上人権党争の試金石になってきたように思います。参政権が
無いことによって、人権が損なわれているように感じているというのが、参
政権問題がクローズアップされる理由ではないでしょうか?
在日の問題は過去から未来にわたって、百年二百年という単位で続くだろう
と思います。そのような、長いスパンで考える中ではdaiさんの言うように、
より根本的な解決こそが重要になるでしょう。ただ、いまは政治状況や世論
的に参政権は扱いやすいテーマであるのだと思います。
参政権と二重国籍および帰化の話題は繋がったビジョンで捉える必要がある
かも知れませんね。
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